キリマンジャロコーヒーのお話
皆様に愛されているキリマン、又は、キリマンジャロ
ご存じと思いますがこのコーヒーは、アフリカのタンザニアという国で生産されています。
我が社の銘柄で言うと、ロイヤルキリマンジャロとリッチタンザニアが該当します。
日本では、キリマンジャロとブランド名で呼ばれていますので、タンザニアと聞いて???となる方もおられると思います。
実は、このコーヒー!日本以外では、一部のヨーロッパで少量しか流通していません。
生産量が少ないのも原因ですが、ある意味、日本が独占しているようなものかもしれません。
なので"キリマンジャロ"と言うネーミングも日本独自。
大昔は、イエメンのモカ港から輸出されていたのでモカという銘柄で流通していたようです。
また後日詳しく触れようと思いますが、モカというブランド名にもいろんなエピソードがあります。
話はキリマンに戻ります。
昭和のコーヒーファンの間で、酸味のキリマンと言われた人気のブランドですが、今ではその頃のような酸味を含んだキリマンは存在しなくなってしまいました。
それを惜しむファンの為に今では、酸味を多く含んだ品種や個体を集めオールドキリマンジャロなどと言うネーミングで売られている物も見かけます。
現代のタンザニアでは、生産者の知識や意識の向上により少しずつですが高品質で病気に強く生産量の見込めるコーヒーの木を導入する傾向にあるようです。
その結果、風味バランスの良いコーヒーが生産されるようになり、昔のような酸味が前面に出てくるような個性が無くなったのです。
しかし、それはそれで美味しいことには変わりありません。
香りがしっかりしていて浅煎り~深煎りまでどの焙煎度でも美味しい万能型。
非常に欠点の少ないコーヒーと言えます。
昔を知らない私たちにとっては、現在のキリマンで充分満足しています。
ただし、キリマンジャロってどんなコーヒー?っと聞かれると言葉に困るのも確かです。
欲を言えば、何かしら個性を持たせて欲しいですね!
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